2018年7月21日土曜日

2018年3月 入院~膵臓がん手術~退院まで 20180721

March~april 2018 hospitalization,pancreatic cancer surgery & discharge from the hospital.

膵臓がんの続きを綴りたいと思いますが、その前に・・・

御嶽海関、優勝おめでとうございます!

さて、病気の経過です。

3月20日(火)に手術が決まり、3月16日(金)に入院しました。

愛知県がんセンター正面玄関の桜です(3/31撮影)。
 


手術の日までは検査づくしでした。
血液、MRI、心肺レントゲン、歯科、心電図、心肺機能などがあったかと(EUS検査入院前に大腸内視鏡検査もしています)。
虫歯だったり歯周病だと菌が体に回ってしまうとのことで手術ができませんので、歯は日ごろからのメンテナンスが重要です。

また、いろんな同意書へのサイン、消化器内科、外科医師から診察結果や手術について説明いただきました。
膵頭部に約20mmのがんがあり、それが胆管に浸潤、遠隔転移は認められない状況で、何とか摘出術ができる、といったレベル(がんステージについては主治医は術前も術後も明確に教えてくださいませんでしたが、恐らく3bか4aかと)。
開腹してがんが静脈?に巻き付いていたり、大きかったりすると摘出できずに閉腹することもあるとのこと。

膵臓と胃の3分の1、十二指腸と胆のう全摘、場合によって門脈の一部を切除するのですが、最も高度な手術の一つです。
膵臓の周りは血管だらけでがん細胞が転移しやすいことから最もタチの悪いがんで、再発、転移率が高くて5年生存率もとても低いものでありますが、まずは困難な手術が成功することを願って手術に臨みました。
 
術前の病院食。
 
 

3年前に脾臓摘出術を受けた東京のT大病院の最先端的な手術室とは違い、古い感じの手術室でした。しかし、執刀医は副医院長兼消化器外科部長のS医師で、名大出身で膵臓に関しては県内5本?の指に入る名医でいらっしゃいます。尤も手術はチームで行うのですが(*_*;
手術日がやってまいりました。
 
3月20日朝、家内に見送られて(4Fだったか?)手術室へ。
腕と硬膜から麻酔をされ、一瞬にして意識が無くなりました。

家内の他に長男が午後半休で、実姉も神戸から来てくれてました。娘は仕事が終わってから(上役の方が気を遣って定時で上がらせてくれたとのこと、ありがとうございます!)駆けつけてくれました。

手術は無事終了、6時間半ほどだったよう。目が覚めたらみんないてくれて、子どもたちに「不摂生したらこんなことになるから気をつけないかんで」みたいなことを話した記憶があります。
みんなありがとうです!

手術前は4人部屋でしたが、術後は個室(トイレ付き)を希望しました。これは正解でした。
差額ベット代が要りますが、プライベート空間だということ、トイレ付、Free Wi-Fi、イヤホン不要、TV視聴無料だったからです。
家内が毎日来てくれましたが、相部屋だと話もできないし長居も出来なかったです。
それとトイレです。便が術後4日目に出ましたが、下腹部が超激痛で悶え苦しみ、また何度もトイレに籠りました。相部屋だと悶え苦しんだり声を出すのを我慢しなくちゃならないし、トイレは廊下にあるから大変だったはず。
それとFree Wi-Fi。助かりました。
患者どうしで仲良くなれるという相部屋ならでは良い点もあるでしょうが、がん患者さんのブログを拝見するかぎり個室優位のようです。

 
個室風景です。
写真は載せませんが身体には背中の麻酔、尿道、膵臓等、(恐らく)合計4つの管がついていました。
 
 
術後は血糖値、体温、体重を計ります。血糖値はいつも高かったですが、術後は仕方ないようです(食事前にインシュリン注射を打ちます)。

術後8日目の病院食。5分粥くらいでしょうか。
術後は2~3割しか食べられません。
体重は退院後にどんどん減っていきましたが、入院中もじわりじわりと減っていきました。
なんせ内臓を切除しているので仕方ないようですねぇ。
 
 

3/31に車で帰る家内です。
すみません、自己満足の映像でした(*´ω`) 
 
 
病院8Fエレベーターホールから西方を望む。
午前中だと鈴鹿山脈がきれいに見えます。



入院中はH部長がお見舞いに来てくださりました。
とても励まされました。ありがとうございました!

そして古川さん、トッキー、T田さん、ご遠方のところお見舞いありがとうございました!
古川さん力作のこのパネルは私も家内も思わず涙してしまいました(T_T)
 



入院中、家でお留守番をするしおとごまです。
猫は3日会わないと忘れると保護ママのMさんに言われた記憶がありますが、退院後家に帰ってすぐにすり寄ってきてくれました!

 
 

 


手術痕は痛かったですが、発熱もすい液漏れなどの炎症もなく、3週間ほどで退院となりました。
今現在術後ちょうど4ヵ月経過しておりますが、上記症状はありません。S先生の腕は凄いということですね。
S先生、H先生、そして看護師の皆さま、本当にありがとうございました。
 
4月7日(土)退院日。
家内と近所の「春風荘」さんへ。
とても人気のお蕎麦屋です。
私は初めてお邪魔しましたが、やっぱりお蕎麦がコシがあって美味しかった。
こちらは出汁巻卵。ふわっふわで濃厚な味で美味しい!


私はたくさん食べられないのでせいろにしました。
その薬味たちです。


鴨焼は家内から貰いました。美味です!

 
長々と失礼いたしました。 
次回は休職療養中のことを綴りたいと思います。

 

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